新光産業きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

新光産業株式会社

観察速報

このページに記載された情報通り観察できるかどうかは状況次第です。
特に鳥類は飛翔能力があるため、撮影後すぐに移動することが考えられます。ご了承願います。

ウミネコ20羽NEW

2024年07月14日

ゲリラ豪雨に耐える!


ウミネコ

ウミネコ

ウミネコ










昨日はウミネコが公園の干潟に1羽飛来しましたが
今日はお昼に雨の降る中、20羽程がやってきました。
外の海が荒れた時などに、公園の干潟に避難してくることがあるので
周辺でその様な状況に遭ったのかもしれません。


ウミネコ

ウミネコ










少しして落ち着いたかと思ったところで、ものすごい豪雨となりました。
天気予報でも線状降水帯が発生する恐れがあるとのことでしたが
それに近いゲリラ豪雨となりました。
左の画像では、海面に激しく打ち付ける雨の様子が
そして、右の画像は、ちょっと分かりづらいですが
激しく降る雨で写真自体が霞んだようになっているものです。


ウミネコ










ゲリラ豪雨は30分以上続きました。
わざわざ公園に避難してきたのに、ここでも(?)豪雨に耐えることとなり大変な思いをしましたが
弱まった雨の中、その表情には、なんだか安らぎさえ感じとることができました。
野生動物の体の構造と忍耐力のすごさに、「生きる力」を見て取ることができました。(S)
 

一番乗りのシギNEW

2024年07月13日

アオアシシギ初認
追加情報 ウミネコも飛来!


アオアシシギ










「まだかな? まだかな?」と、首を長~~くして待っていましたが
先ほど、やっと、「アオアシシギ」がイタリア半島に居るのを確認しました!
この夏のシギ・チドリ類の一番乗りです。
アオアシシギの場合、年によっては明らかに確認できる日が途切れない場合もあり
この時期の初認がはっきりしないこともありますが
今年は5/18に1羽を確認して以来の観察となったため
およそ2カ月振りのお目見えということになりました。

不鮮明な画像ながら、夏羽の特徴である大きな黒斑のある羽があるのが分かります。
例年、この後は少しずつ数が増え
秋の渡りのピーク時には20羽近くが公園を利用することがあるため
野鳥が少ない時期の楽しみが、ひとつ増えました。

今朝は干潟の奥の方に、これまで居ても2羽だったカルガモが11羽来ていたので
カルガモの数からも、季節の移ろいを感じることができます。(S)

追加情報

ウミネコ










午後になって、ウミネコが1羽やってきました。
 

ミッキーの様な花NEW

2024年07月12日

ツユクサ ヤマハギ
チョウトンボ ペリット
ダイサギ&クロツラヘラサギ


ツユクサ

ツユクサとカマキリ










ミッキーの様な、鮮やかな青色の「ツユクサ」の花が咲いていました。
花びらの青を引き立たせる黄色の雄しべが見えますが、花粉は出さないダミーで
そのすぐ下の褐色味のあるものが花粉を出す雄しべだそうです。
それにしても、きれいな色の競演が見事ですね。
2枚目には「仔カマキリ」も写っています。


ヤマハギ

ヤマハギ










紫色のこちらの花は「ヤマハギ」です。
萩の花と言えば「秋の七草」のひとつなので、季節的にはもう少し後のように感じますが
当公園では結構早くから咲き始めます。 ※毎年「立秋」は8月7日頃ですから...
株によって状態は様々ですが、良い状態の株は、やはり、秋の方が多い気がします。
状態も含め注意して観察してみると楽しめそうですね。


チョウトンボ

チョウトンボ










チョウトンボの数が増えてくると、群れて飛ぶ様子を見かけるようになります。
2枚目の画像は、決して多くはないのですが、「群飛」のイメージとして掲載しておきます。
50頭くらいの「群飛」に出会えると、なんだか得した気分になれます。


ペリット

ペリット

ペリット










哺乳類や鳥類の中には、未消化物を口から塊として出す「ペリット」を吐くことがあります。
これは園路で見つけたペリットです。カラスのものでしょうか?
メタリックグリーンはばらばらになった「アオドウガネ」?のもののようで
2枚目の画像が、その頭部=顔のようです。
また、塊の中にもありましたが、少し離れた所には「タブノキ」の種子もありました。
「タブノキ」は公園にはありません(?)が、干拓地の街路樹として植えられているので
そこで食べたものかもしれません。
生き物の落とし物で、落とし主の暮らしが分かるのは、面白いものです。


ダイサギとクロツラヘラサギ










クロツラヘラサギ・リハビリセンターのケージの上の画像です。
越夏しているクロツラヘラサギの若鳥(奥)は、相変わらず毎日のように姿を見せてくれ
今日は、並んでダイサギが羽繕いをしていました。
クチバシの色は婚姻色の黒から、通常の黄色になっていますが
自慢のレースの様な羽が、風になびいてきれいでした。

今日はクマゼミの声を確認しました。
蒸し暑い日が続きますが、のんびり自然観察へお出かけください。(S)
 

小さなアカトンボNEW

2024年07月09日

マイコアカネ リスアカネ
ニイニイゼミ マガモ
ハマボウ ナンキンハゼ


マイコアカネ オス

マイコアカネ メス

リスアカネ










7月になって、小さなアカトンボの仲間が増えてきました。
すぐに見つかるのは「マイコアカネ」です。
成熟したオスの額(人間で言うと鼻にあたる位置)は、鮮やかな水色になり
その華やかさを舞妓さんに見立てて名付けられたトンボです。
1枚目の画像は未成熟のオスで、まだ顔の青さはありません。
また、腹部も淡く赤みが出ているだけですが、成熟すると赤トンボらしい赤に変わります。
2枚目はメス。特徴は「仮面〇リダー」のような、鼻の穴が黒っぽく見えるよう斑です。
マユタテアカネにも、この黒斑がありますが、胸の模様で見分けることができます。

3枚目は、やはり、小さなアカトンボの仲間で「リスアカネ」。
特徴は翅の先端の黒い部分で、これはノシメトンボと同じですが
胸部の模様のわずかな違いや、腹部の色合いで区別することができます。

これらの小さなアカトンボは、園路の植栽で観察できます。


ニイニイゼミ

マガモ エクリプス










7/4(木)に園内で「ニイニイゼミ」が鳴いているのを確認しました。
翅の先までで4㎝程度の小さなセミで、不透明な部分の多い翅が特徴です。
途中音程を変えることはありますが、鳴き方は抑揚のない直線的な声です。
ニイニイゼミ以外では、先日の「夜の公園で生きもの探し」でアブラゼミの成虫を確認しました。
アブラゼミの声はニイニイゼミに抑揚をつけたように聞こえます。
ニイニイゼミ ♪ チィ--------------------- ジィ------------------------ ♪
アブラゼミ  ♪ ジリジリジリジリジリジリジリ ♪
これは私の感覚ですが、参考にしてみてください。
※アブラゼミの鳴き声は、まだ確認できていません。

ヨシ原池で「マガモ」を確認しました。
カルガモ以外のカモでは久しぶりの確認です。
よく見ると風切り羽が無く腰の黒い羽が丸見えとなっているのが分かります。
ガンやカモの仲間は小鳥と違い、風切り羽を一斉に換羽するため、一時的に飛べなくなりますが
このマガモは、まさに飛べない状態のようです。
古い羽が抜け落ちる前に公園に辿りついていて
ヨシ原の水路などで秘かに暮らしていたのかもしれません。
クチバシは黄色なのでオスですが、メスの様に地味な色合いのエクリプスという状態です。
野鳥の少ない時期ですが、この様な「あれっ、居たの?」という出会いがあるものです。
小まめにチェックしてみてください。


ハマボウ

ナンキンハゼ










黄色い花をふたつ紹介します。
ひとつ目は、汽水性植物池で大きな黄色い花を咲かせている「ハマボウ」。
「鮮やか」と「淡い」の中間的なトーンの色合いが、とてもきれいな花です。
アオイ科フヨウ属の落葉低木で、ハイビスカスやムクゲ、フヨウに似た花を咲かせます。

もうひとつは「ナンキンハゼ」の花。
これも黄色をしていますが、ひとつの房に無数の咲きはじめた雄花があり
根本の方にヒトデの様な形をした雌花(ひと足先に開花済み)も数個写っています。

明日の夜から梅雨空が戻ってくるようですね。
蒸し暑い日が続きますので、ご自愛ください。(S)
 

カワウの目NEW

2024年07月06日

エメラルドグリーン!
その他:シジュウカラ幼鳥
食虫植物


カワウ










公園の北を流れ、山口湾に注ぎ込む土路石川でカワウを見つけました。
近い距離で撮影できたので、顔をアップにしてみると
目(虹彩)の色がエメラルドグリーンでとてもきれいなのが分かります。
さらに、目の周りから口元を通り、喉にかけても鮮やかな黄色で
目の色との相乗効果で「美しい!」と思わず見入ってしまいそうなほどです。
そして、その美しさを際立たせるかのように
水中に潜って魚を捕らえるときに役立つ
クチバシの先端の鋭さが「凛々しさ」さえも感じられます。
漁業をされる方にとっては魚を食い荒らす害鳥として悪者扱いされることもありますが
別の視点で捉えれば「美しい野鳥」の一面も垣間見ることができるでしょう。


シジュウカラ幼鳥

シジュウカラ幼鳥










園内で観察できたシジュウカラの幼鳥の画像を2枚ご覧ください。
幼鳥と言えば、全体的に色が薄いことが多いですが
シジュウカラも例外ではなく、成鳥と比べてコントラストが弱いです。
また、クチバシの付け根の方は黄色っぽく、これもたいていの幼鳥に共通の特徴です。
喉から腹にかけて伸びるネクタイの様な黒い模様は
成鳥では太いのがオス、細いのがメスを見分けるポイントになりますが
幼鳥の時は判断材料になりません。
♪チュピチュピ♪ ♪ジュクジュクジュク♪ などと賑やかな声がしたら
シジュウカラの家族が近くに居るかもしれません。


タヌキモ










ヨシ原の水路やビオトープの水面で黄色い花がたくさん咲いています。
これはタヌキモの仲間で、ミジンコなど水中の小さな生き物を食べる「食虫植物」です。
とは言ってもハエトリソウやモウセンゴケの様に能動的に虫を捕らえるのではなく
水圧を利用して、ゆったりとした原理で捕虫嚢という機関に入れるようです。
さらに、花を咲かせるけど、種子や実もできないとのこと。
ちょっと変わったタヌキモの仲間も気にしてみてください。(S)
 

 

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