このページに記載された情報通り観察できるかどうかは状況次第です。
特に鳥類は飛翔能力があるため、撮影後すぐに移動することが考えられます。ご了承願います。
あれっ 別個体!
2025年08月08日
●クロツラヘラサギ幼鳥
●イソシギ

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギ
前回8/5(火)の投稿で「久しぶりにクロツラヘラサギ現る!」の報告をしましたが
今朝は幼鳥が園内に飛来していました。
クチバシの色合いは似ていますが、横縞模様がなく、目の周りの黄色もありません。
また、前回の成鳥のような目(虹彩)も赤みを確認できませんでした。
さらに、私に警戒して周囲を飛び回りましたが、戻ってきたときに撮ったのが2枚目の画像です。
翼の先端の羽に薄茶色の部分があるのが分かりますが、これも幼鳥の特徴です。
ということは、前回と合わせて2羽のクロツラヘラサギが
公園に興味を示しているということになり、近いうちに2羽揃ってやってくるかもしれません。
野鳥の少ない時期ですが、そんな楽しみを胸に毎日園内の観察を楽しんでいます。

イソシギ

イソシギ
クロツラヘラサギが久しぶりの登場なら
こちら「イソシギ」も初夏から観察できていなかった野鳥です。
「イソシギ」は山口県では冬鳥なので、子育ての時期は姿が見られなくなります。
今日撮影できたのは2羽で、不鮮明な画像ではありますが
幼鳥ではなかったので、子育てを終え移動してきた成鳥なのかもしれません。
確認し撮影できたのは公園敷地外の土路石川堤防沿いで
これとは別に園内でも1羽確認できました。
昨日8/7(木)が「立秋」だったので、暦の上では、もう、秋です。
今日も季節の移ろいを感じたひと時でした。(Shigeru-tan)
久々の登場!
2025年08月05日
●クロツラヘラサギ
●セッカ

クロツラヘラサギ
実に久しぶりに園内で「クロツラヘラサギ」を確認できました。
クロツラヘラサギ・リハビリセンターの傍にある
クロツラヘラサギの繁殖を促す人工島に1羽来ていました。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギ
アップにしてみると、クチバシの色合いと模様から、生まれて数年経った成鳥のようでした。
2枚目の正面顔は愛嬌たっぷりで、この野鳥の魅力が伝わってきます。
周辺の山口湾には40羽以上の越冬個体が韓国や中国から飛来しますが
この時期には繁殖に参加しない個体が残っていて
恐らく、この個体も日本に残っていた個体なのでしょう。
今後、度々公園を利用してくれることを期待したいところです。

セッカ
8月に入って小鳥の繁殖期はもうほとんど終わりですが
まだ、元気にさえずりをしている「セッカ」の写真が撮れたので紹介します。
「セッカ」はディスプレイ・フライトという、飛びながらさえずる求愛を行いますが
この日は木の上に止まってさえずっていました。
その姿はまるで吊り輪をしている体操選手のように、なんとも不思議な格好をしていて
こちらも「クロツラヘラサギ」に負けないくらい愛嬌たっぷりです。
この画像では陰になってよく分かりませんが
口内は繁殖期特有のオスに見られる真っ黒(墨汁でも飲んだかのような)になっています。
それと、尾羽の模様も独特の横じまが良く分かります。
今週は全国各地で記録的な高温となっていますが
センターはエアコンで涼しく過ごすことができるので
館内からの野鳥観察や、公園に暮らす魚やカニ等を展示しているミニ水族館でお楽しみください。
皆様のご利用をお待ちしております。(Shigeru-tan)
アオアシシギの次は...?
2025年07月30日
●シロチドリ、そしてソリハシシギ!

ソリハシシギ

ソリハシシギ
この夏のシギ・チドリの初認は
(北の大地で繁殖を終えて日本に早々と戻ってきたり、国内での移動で姿を現したという意味)
先日紹介したアオアシシギが一番乗りでしたが
その後、数日前にシロチドリが観察され
そして、昨日はこの「ソリハシシギ」が3羽揃って干潟にやってきてくれました!
私が発見した時は、観察ホールからだいぶ離れた所に居たため
すっきりしない画像しか撮れませんでしたが
特徴である、上に反ったクチバシと黄色い足は分かっていただけると思います。
「ソリハシシギ」は例年、7月の中旬位までには姿を見せてくれているので
今年はちょっと遅い到着で、シギ・チドリ類の全体的な傾向となっています。
とは言え、8/7(木)は「立秋」なので
暦の上では、もう「秋」はすぐそこまでやってきているのです。
ほとんどの野鳥たちは、その「秋」を感じて、次なる行動をとりはじめています。
さて、次に初認となるシギ・チドリ類は、一体何でしょう? 期待が膨らみます。(Shigeru-tan)
久しぶりのノウサギ!
2025年07月29日
その他
●イタチ ●ショウジョウトンボ

ノウサギ

ノウサギ
今朝はGW以来、久しぶりに「ノウサギ」に遭遇しました。
私に気づき、すぐに林縁まで逃げ、数枚撮影すると林の中に入っていきました。
5月に撮影した時の個体は
沢山のダニを付けていて、部分的にかなり毛が抜け皮膚が裸出していましたが
今回(同一個体かどうかは分かりませんが)は
首の後ろ側に少し同様の症状が見られるもののだいぶ改善されていて
完全に夏毛に代わって毛並みも良くなっていました。
動画は撮れませんでしたが
5/5(月祝)の観察速報「ノウサギversion2」には、その時の動画の情報もあります。
よろしければご覧ください。
新光産業きらら浜自然観察公園でノウサギに出会ったよ!version2「こんどは野草を食べるモグモグ・タイムの様子が分かるよ!」

イタチ
今朝は「ノウサギ」だけでなく「イタチ」にも出会いました。
最近でも糞は確認できていましたが、こちらも久しぶりの目視確認ができました。
短い足でちょこちょこと歩く姿は可愛いものですが
かなり気が荒く、ネズミや小鳥、甲殻類等の生きものを好んで食べる肉食系です。

ショウジョウトンボ
最後は昆虫の話題。「ショウジョウトンボ」を紹介します。
ご覧の通り、翅以外はどこまでも赤いトンボです。
「唐辛子」と間違えそうな色合いですが
今朝は逆光気味だったこともあり
ちょっとした「透け感」が、さらに色彩に深みを与えているように感じました。
とても暑い日が続いていますが
日陰で休みながら自然観察をお楽しみください。(Shigeru-tan)
カラスの好みは?
2025年07月25日
●鮮やかな色のペリット
●ハシブトカラス
●その他の生き物たち

カラス?のペリット

カラス?のペリット

カラス?のペリット
7/8(火)の観察速報に「アオドウガネ」と言うコガネムシの仲間の紹介をしましたが
その「アオドウガネ」が、なんとも無惨な形で発見されました...
未消化物を糞ではなく、口から吐き出す方法で排出する「ペリット」の中に
鮮やかさはそのままですが、バラバラになって混ざっていました。
1枚目は頭や外側の羽が良く分かり
2枚目を見ると内側の薄い羽も混ざっているのが確認できます。
さらに3枚目では、どうやら植物の実の種のようなものもありますね。
一体、このペリットを吐いた生き物は何でしょう?

ハシブトガラス

ハシブトガラス
私の観察では「ハシブトガラス」ではないかと考えています。
少し前に、いつもより多くのハシブトガラスを良く見かけましたが
その頃をピークに、このようなペリットを見かけるようになったのです。
「ハシブトガラス」は雑食性で色々なものを食べるので
今回見つけたペリットの内容物や、その大きさからも一致します。
1枚目は最近撮ったもので、園路で何か(干からびたミミズ?芋虫?)咥えている画像です。
この頑丈そうなクチバシなら、突いたり、砕いたりして何でも食べてしまいそうですね。
ところで、今朝撮った2枚目の画像では口の中に赤みがあるのが分かります。
これは今年生まれの幼鳥の特徴で、大人のカラスは口の中が真っ黒になります。
ちょっと話がそれましたが、この様な生き物たちの「落とし物」から
彼らの生活の一部を垣間見ることもできるのです。

ヌートリア

クマゼミ
その他、最近の生き物を紹介します。
まずは特定外来生物の「ヌートリア」。
6月の初めに見かけて以降、私は観察できていませんでしたが
先日淡水池の浮島で草を食べているのを見つけました。
園内ではカイツブリの繁殖やベッコウトンボにも影響を与えているようなので
できれば居てほしくない生き物ではありますが
「生き物自体は悪くない」ということもあり、出会うたびに複雑な気持ちになります。
2枚目は「クマゼミ」。
ご存じの通り、とても大きな声で「♪シャーシャーシャー♪」と鳴き
気温以上の暑さを感じてしまう大型のセミです。
撮れた画像の個体は明るい色のもののようで、普通はもっと黒味を帯びた色をしています。
「クマゼミ」の他、ニイニイゼミとアブラゼミの声が盛んに聞こえ
公園内は「夏休み」らしくなっています。

キジバト

ホオジロ
野鳥はと言えば...
1枚目「キジバト」。
まだまだ、盛んに繁殖期の声「♪デー デー ポッポ♪」という鳴き声が聞こえ
2枚目「ホオジロ」も負けじとさえずっています。
その他、「セッカ」のLoveSongも盛んですが
「ウグイス」は「そろそろ終わりかな?」と感じ
注意していても聞こえない日が多くなっています。
じっくり観察すれば「思わぬ発見!」が沢山あるので、ぜひ公園に遊びにいらしてください。
(Shigeru-tan)
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