エゾトンボ科
トラフトンボ Epitheca marginata
観察できる時期は4月下旬~6月下旬。大きさは55mm以下。
春~初夏に見られるトンボです。メスは交尾をすると腹端に卵塊を作り、それを水面に打水して産卵します。5月の上旬には、ヨシ原のクリークや淡水池などで縄張り飛翔するオスが見られ、近年増加傾向にあります。成熟すると、とまっているところを見る機会はほとんどありません。
トラフトンボ♂
タカネトンボ Somatochlora uchidai
観察できる時期は6月上旬~10月下旬。大きさは60mm前後。
オス、メスともに全身が金属光沢のある緑色の美しいトンボです。成熟度による体色の変化はほとんどありません。樹木で囲まれた池を好み、公園では飛来個体と思われるメス個体が1度確認されました。
タカネトンボ♀
オオヤマトンボ Somatochlora uchidai
観察できる時期は5月下旬~10月上旬。大きさは85mm前後。
オニヤンマのような黄色の筋模様がある大型のトンボです。胸部はエゾトンボ科の特徴である緑色をしています。解放水面の多い開けた池を好み、公園では淡水池やヨシ原池で見られます。オスは日中に水面上を縄張り飛翔します。個体数は少なく、近年減少傾向にあります。
オオヤマトンボ交尾