山口県立きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

みどころ

5月の見どころ ~ベッコウトンボ~NEW

2018年04月30日


成熟のオス

成熟のメス

 ベッコウトンボは全国的に減少が著しく、現在では全国で5県11カ所、山口県では2カ所のみで発生するだけになってしまいました。そのため環境省、山口県とも野生では最高ランクの絶滅危惧ⅠA類に指定され、さらに環境省の「種の保存法」で保護されている大変貴重なトンボです。園内でも一時一桁まで減ってしまい、絶滅が心配されましたが、昨年から増加し、今年は300頭に迫る大発生となりました。
 ベッコウトンボは羽化してすぐの未成熟の状態と、10日ほど経った成熟の状態では、オスの体の色が全く違い、未成熟では枯れ草色、成熟では真っ黒になります。この時期は成熟して真っ黒になったオスが水辺に縄張りを作るため、個体数の多い今年は至る所で縄張り争いが見られ、ヨツボシトンボも交えて4~5頭が空中戦を繰り広げています。貴重なベッコウトンボをたくさん見る絶好の機会ですので、しっかり観察してみてください。