山口県立きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

みどころ

7月の見どころ ~アカテガニ~NEW

2017年07月01日


アカテガニのオス

抱卵中のメス

 アカテガニは雨の多い梅雨の時期に目にする機会が多くなります。大きさは最大で殻幅5cmくらいで、はさみ脚が名前の通り赤いのが特徴です。ただし幼体のうちは赤くありません。体色は個体差が大きく、茶色や褐色のものから、真っ赤なものまで様々です。夜行性の陸棲のカニで、基本的に日中は地面に掘った穴や石の隙間などに隠れていますが、雨が降ると日中でも活動し、園路沿いでもたくさん見ることができます。海から離れた場所にも生息するため、山の中で見つけて驚かされることがあります。
 オスとメスを見分ける方法は、腹部の形(俗にいうふんどし)が有名ですが、他にもオスのほうが体が一回り大きく、はさみ脚もオスのほうが大きいなどの違いがあります。夏が産卵期になり、メスは大潮の夜の満潮時に水中に産卵(正確には水に触れた瞬間にふ化する幼生を放出する放仔)するため、大潮が近くなると、腹にたくさんの小さな卵を抱えたメスが集まってきます。じっくりと観察していると、オスとメスの違いがわかり、抱卵したメスが見られることもあるので、雨上りや朝夕は地面に注目してみましょう。