山口県立きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

みどころ

10月の見どころ ~渡ってきたカモ~NEW

2017年10月01日


ヒドリガモの群

コガモの群

 毎年9月中旬を過ぎるとカモがロシア北部のシベリアからツンドラ地帯にかけての地域から日本に渡ってきて、10月になるとその数は一気に増え、夏の間は寂しかった淡水池やヨシ原池もカモの姿であふれます。その後も冬にかけて飛来数が増え続けますが、特に淡水池では水草を食べるヒドリガモやオカヨシガモは、水草を食べ尽くすと姿を消してしまいます。
 渡ってきたばかりのカモの特徴として、どれもメスに見える茶色で地味な羽の色だということが挙げられますが、これはオスがいないのではなく、オスがメスと同じような羽の色をしていて区別が付きにくいのです。オスは繁殖期の後半にメスと同じような色の羽に換羽し、このような状態を「エクリプス」と呼び、秋のオスはまだこの状態になっているため、メスとほとんど違いがありません。エクリプス羽から美しい繁殖羽に換羽するのは秋から真冬にかけてで、換羽時期には個体差があることから、繁殖羽に換羽していく様子が段階的に見られます。純粋なエクリプスではメスとの区別はかなり難しくなりますが、換羽中だとまだら模様になってわかりやすくなるので、オスとメスの違いを確かめてみましょう。