山口県立きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

観察速報

このページに記載された情報通り観察できるかどうかは状況次第です。
特に鳥類は飛翔能力があるため、撮影後すぐに移動することが考えられます。ご了承願います。

渡り開始NEW

2017年07月19日

早くも秋の気配?


干潟に飛来したアオアシシギ

 このところしばらく干潟の鳥が寂しい状況でしたが、秋の渡りの第1弾となるアオアシシギが初認となりました。今年はアオアシシギが越夏せず、6月8日以来の飛来です。アオアシシギは見馴れた存在とはいえ、いると干潟が安定しますね。やはり干潟にはシギがいなくては!
 ついでに土路石川の河口にはソリハシシギが3羽いました。昨年の園内の初認記録を確認してみると、秋の渡りの一番乗りはやはりソリハシシギで、同じ7月19日でした。鳥の渡りは日照時間の変化がスイッチになることが知られていて、直接的な気候とは関係なく渡りますが、ソリハシシギの時期の一致は見事というほかありません。これだけ正確な体内時計を持っているからこそ、異常気象と言われることの多い昨今でも、ぶれずに動くのでしょう。ということで、この2種の他にも、渡りの早いキアシシギやメダイチドリなどがこれから期待できそうです。鳥枯れの時期の救世主となるでしょうか。
 

青いチョウ

2017年07月17日

増加中。


地面で吸水するアオスジアゲハ

アオスジアゲハの幼虫

 ここ数年アオスジアゲハを目にする機会が増えてきました。アオスジアゲハの食樹はクスノキ科のタブノキやヤブニッケイで、このチョウが増えてきたということはこれらの木が成長してきたことを意味し、また昨日の話題と関係して、樹液も出しやすくなっているのでしょう(樹液が出る原因は幹を穿孔する昆虫たちで、ある程度太くならないと食害しません)。同じアゲハチョウ科でも、ナミアゲハやクロアゲハなどと違って、羽ばたきが早く直線的に飛ぶため、なかなかじっくりと見させてくれないところに特別感があります。
 この幼虫を偶然隣接干拓地の街路樹(タブノキ)で見つけました。やはりアゲハチョウ科らしく、他のアゲハ類の幼虫とよく似ています。これを園内で探してみたのですが、さっぱり見つかりませんでした。ヤナギのコムラサキと同様に、姿を見るのは容易ではないようです。でも必ずいるはずなので、来年は5月の産卵期からじっくりと探してみたいと思います。
 

樹液レストラン

2017年07月16日

風前の灯。


樹液を吸うカナブン

 この時期の楽しみとして、樹液に集まる昆虫(特にコウチュウ)探しがあります。園内には樹液の出るような大きなクヌギやコナラはありませんが、ヤナギからよく樹液が出ていて、それにカナブンなどがよく集まっていました。ですが、これが過去の話になろうとしています。ここ数年ヤナギの樹勢が急激に衰え、樹液の出る木がほとんどなくなってしまったのです。ヤナギは荒れ地や氾濫原への先駆者として生えてきて、植生の遷移とともに消えていく樹木ですから、開園して16年経ち、自然更新する時期なのかもしれません。台風などの影響もあり、枯死する木が増えていくのは切ないものです。
 そういうわけでヤナギが期待できないなか、今年はタブノキ?ヤブニッケイ?の木から新たに樹液が出ているのを見つけました。結構広範囲に、しかも何カ所も出ていて、それにカナブンが集まっていていい感じです。この木の樹液がいつから出ていたのかはわかりませんが(これまで気がつかなかっただけかもしれません)、いつもの風物詩が見られてホッとしました。また新たな木を探さねば。
 

毛虫注意報②

2017年07月15日

見えにくいので注意!


ヒロヘリアオイラガの幼虫

 6月15日にお伝えしたチャドクガの幼虫たちは成虫になってしまい、ヤブツバキの葉は平穏になりました(脱皮殻には毒針毛が残っているかも)。これで危ないヤツが一つ減ってやれやれと思っていたら、別の毒毛虫が現れました。イラガ(ヒロヘリアオイラガ)の幼虫です。イラガの幼虫には毛というより鋭い針が多数あり、これに刺されると激痛が走ります。見た目からして痛そうで、こんなのをわざわざ触ることはなかろう、と思うかもしれませんが、基本的に葉の裏にいて見えにくく、気が付かずに触って(当たって)しまうという厄介なヤツなのです。この存在を知るには、独特の食痕に注意を払ってください。園内のヒロヘリアオイラガはアカメガシワを集中して攻撃するようで(他にはイタドリも)、葉脈だけになったわかりやすい食痕を残します。これがあったら、その葉あるいは近くにいる可能性が高いので、近づかないほうが賢明でしょう。この写真を撮るために後ろ側に回り込んだ際にも、周りにウヨウヨいて冷や汗ものでした。繰り返しますが、葉の表からはほとんど見えません。ご注意を。
 

優雅な舞

2017年07月13日

あちらこちらで。


群飛するチョウトンボ

 いや~、暑くなりましたね。日射しはまだ痛いというほどではありませんが、もう梅雨明けしたと勘違いしてしまいそうです。この夏は記録的な猛暑だと予想されていますし、期間も長くなるのでしょうか。
 そんな熱が充満した空気の中、チョウトンボは涼しげに、そして優雅に舞っています。群飛するのは性別に関係なく若い個体らしいのですが、チョウトンボ以外では見られない行動で、その意味はわかっていません。日射しが強いときほど盛んに行われ、飛んだり休憩したりするタイミングが群ごとに見事にシンクロしていることから、捕食者(鳥)に対する防御の意味があるのではないかと予想しています。翅は構造色により、様々な色に光って見えますから、鳥を脅す、あるいは惑わせているとか。この不思議で優雅な舞は、園内のあちらこちらで見られます。数が多いと、結構な見ものですよ。
 

 

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