山口県立きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

観察速報

このページに記載された情報通り観察できるかどうかは状況次第です。
特に鳥類は飛翔能力があるため、撮影後すぐに移動することが考えられます。ご了承願います。

北風に乗ってNEW

2017年10月17日

4年ぶり。


タイリクアキアカネのオス

 このところずっとぐずついた空模様かつ気温が低めで、もう秋が終盤に入ったような気になってしまいます。北寄りの風が吹いて、北からの冬鳥がどんどん渡ってくるような条件ですが、トンボも北風に乗ってやってきて、秋にユーラシア大陸から飛来するタイリクアキアカネがビオトープで確認されました。タイリクアキアカネは主に日本海側に毎年少数が飛来する迷トンボで、瀬戸内側だとその数はごくまれになり、園内では4年ぶりです。長旅の割には翅のきれいな個体で、いい条件で撮れなかったのが残念!
 今日の調査では、天気が良くなかったこともあり、アカトンボは種数、個体数とも少なめでした。気温が低い状態が続いたため、もっと増えているかと思いましたが、まだまだのようです。来週以降、天気が回復したら、一気に増えるのでしょうか。早く太陽が見たいですね。
 

日の丸

2017年10月15日

バッチリ成鳥。


ノゴマのオス成鳥

 今年もノゴマの季節がやってきました。旅鳥として主に秋に飛来し、見つけにくさと美しさから人気のある鳥です。10月8日の初認当初はあまり姿を見せませんでしたが、個体が入れ替わったのか、12日以降急にサービスが良くなりました。白昼堂々、見やすい場所に出てきてくれて、見やすさはこれまででトップクラスだと思います。昨日の時点では写真のオス以外にもメスが複数確認されました。やっぱりオスの成鳥はきれいですね。
 ノゴマと言えば昨年ミツバチの巣箱周辺で長逗留した若いオスが記憶にある方が多いと思いますが、これまでのところ気配はありません。ただ昨年のような若者なら到着がもう少し後になると思いますので、注目しつつ気長に待ちましょう。ちなみにムラサキサギは予想通りまだ滞在中です。なお観察・撮影の際には鳥にストレスをかけないようにするのはもちろんのこと、通行の妨げになるような行為をしないように、十分注意してください。
 

旅の途中

2017年10月14日

目的地は?


吸蜜するアサギマダラ

 ようやくアサギマダラが飛来し始めました。アサギマダラは春と秋に渡りをするチョウで、秋はフジバカマで吸蜜するため、とにかくフジバカマの咲いている場所に集まってきます。ほんの数本だけ植えてあるようなところにも目ざとく飛来するので、何か目に見えない糸のようなものでつながっているとしか思えません。園内でもフジバカマは玄関前にあるプランター数鉢だけですが、よく見つけるものだと感心します。
 アサギマダラが渡りをするのは、寒さに弱いとか、幼虫の食草のためなどということではなく、本州中部でも幼虫が越冬できることから、その目的が謎とされています。個体によってははるばる香港まで2000km以上も渡ることがマーキングからわかっていて、一体何をしに行くのでしょうか。昆虫で大規模な渡りを行うものにウスバキトンボがいますが、これも謎の渡りをすることが知られています。昆虫の渡りには、私たちからは想像もつかない、とてつもない意味があるのかもしれませんね。
 

迷行

2017年10月13日

放浪の旅。


ムラサキサギの幼鳥

 30℃近い陽気から一転、季節を先取りした涼しさになり、カモなど冬鳥の飛来が一気に増えました。淡水池のカモはトータルで1500羽を超え、オオバンも200羽を超えて、大変な賑わいです。アトリも初認となりました。
 そして北からの冬鳥だけではなく、南方系のムラサキサギも迷行してきて、幼鳥が昨日より滞在中です。先島諸島で留鳥のサギですが、本州にも毎年少数が飛来し、園内では開園初年の2001年10月以来16年ぶり2度目となりました。留鳥の迷行自体は特異な例ではなく、近親交配を避けるために、特に幼鳥は広く拡散し、その過程で迷行します。ごく身近なスズメやホオジロなども、幼鳥はかなりの距離を拡散することがわかっているため、ムラサキサギの拡散も決して珍しくないはずです。本州への迷行例が少ないのは、海という障壁に阻まれて、ほとんど成功しないからでしょう。ちなみに全体の羽色といい、ヨシの上すれすれを飛ぶ様子といい、大きなヨシゴイという感じでした。まだ悪天候が続きそうですので、しばらくいてくれるのではないでしょうか。
 

タカの季節

2017年10月11日

そろそろ頻度が高くなってくるはず。


飛翔するチュウヒ

 カモやオオバンの飛来数が増え、ジョウビタキなどの小鳥が渡ってくるのも間もなくという時期になりましたが、ぼちぼちそれを狙うタカの飛来数も増えてくる頃です。ハチクマなど明らかに渡り途中と思われる種とハヤブサなどの留鳥を除くと、これまでオオタカとチュウヒが既に飛来していて、出現頻度も上がってきました。ハヤブサも渡りのヒヨドリを追って飛来することがあります。
 渡りのタカは、ハチクマがほぼ終わって、ツミとノスリがどんどん渡っています。ただ今年はまだ暑いためか、ハイタカの飛来が遅れ気味なのはちょっと気になるところ。今週残りは天気が悪くて気温が一気に下がるので、これで遅れが解消するかもしれません。あとひと月もすると人気者のハイイロチュウヒも渡ってきますし、タカファン待望の季節ももうすぐですね。
 

 

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