渡り
2021年03月31日
ムナグロ初認。
干潟の杭にとまるムナグロ 週末にヨシ焼きを実施して、現在焼跡はヒバリやツグミの餌場になっています。前回シギ・チドリ類の餌場になるとお伝えしましたが、湿地の状態といえるほどには水位が上がっておらず、まだヨシ原側にはシギ・チドリ類の飛来は確認されていません。一方、干潟側ではこれまでにオオハシシギ、コアオアシシギ、コチドリが確認されており、本日はムナグロが初認となりました。いずれも一時的な飛来で、飛来数は多くなかったり、今回確認できたムナグロのようにほとんど冬羽の状態だったりと、いまひとつ春の渡りが始まったように感じられませんが、確実に渡りは進んでいるようです。本格的に渡って来るのはやはり4月に入ってからになり、そのうちきれいな夏羽個体も観察できるようになるのでしょう。春の渡りの時期は飛来してもすぐに移動してしまうことが多いので、見逃さないように気をつけなければいけませんね。(寺本)