新光産業きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

新光産業株式会社

観察速報

第2弾

2016年06月28日

無事だった!


給餌するカイツブリの親鳥

 抱卵開始から1カ月以上が経ち、こりゃダメだと完全に諦めていた淡水池南東側のカイツブリの巣で、何とヒナがふ化しました。何気なく観察ホールのライブカメラのモニターを見ていると、ヒナがいるではありませんか!急いで外で確認してみると、ヒナは1羽で、卵は1個、その様子は写真にバッチリ収まりました。給餌の様子も見られましたよ。餌はイトトンボのヤゴでした。それにしても普通産卵数は4~6個なので、2個というのはかなり少ないですね。とにかく抱卵期間から産卵数まで、何もかも普通じゃありません。一体何があったのでしょうか?ふ化が10日も遅れるとは考えにくいので、最初の卵は食べられたか何かで、新たに産んだ今の卵と入れ替わっていたのかもしれません。
 ふ化しない卵を抱卵し続けるとは何て健気な、でもいつになったら諦めるんだろう、放棄したら卵を回収して展示用にしよう、などと考えていたので、カイツブリに謝らないといけませんね。まあ遅くなったいきさつはよくわかりませんが、とにかく無事でよかった!もう1羽も無事にふ化することを祈りましょう。