大発生
2017年07月23日
意外と気が付かないかも。
アシナガバチが料理中
クロツマキシャチホコの成虫
毎年この時期になると、ウバメガシの葉が丸坊主になりますが、これはクロツマキシャチホコというガの幼虫の仕業で、その姿は見ての通り典型的な毛虫です(毒はありません)。こんな毛虫が群れていたら目立ちそうなのに、姿は意外と見つかりにくく、タナグモの網に引っ掛かったり、地面に落ちたりした多量の糞で気が付くことのほうがが多いと思います。この食害が昨年から猛威を振るっていて、今年もこのままだと実(ドングリ)の付きに影響が出そうです。ただ、捕食者にとっては願ってもないごちそうで、枝ではアシナガバチが捕獲して料理していました。
成虫は今の時期は見られませんので、写真だけ貼り付けておきます。成虫は完全に木の幹に擬態していて、たくさんいるのにほとんど気が付きません。上の写真はわかりやすい場所にとまっているものを使いましたが、実力をお見せしましょう。下の写真には何頭いるでしょうか?
さて何頭?